S7の感想はコチラ
「ゲーム・オブ・スローンズ」とりあえずS7まで観たよ! グッバイ、ベイリッシュ公!!(泣
前回の記事は↓です。 本題の前に。 新刊「アンセム・フォー・ラムズ」1~3巻同時に販売開始! - 暴発炸裂マシンガン Ak-α2 です!! はい!! 昨日、2019年5月4日から、Amazon Kindle Storeにて、「アンセム・フォー・ラムズ... 「コール・オブ・クルセイド」改め、新刊「アンセム・フォー・ラムズ」が発売開始されました! 1~3巻すべて¥350JPYです。 ...
今回はネタバレどころの騒ぎじゃない、もろバレで行きます。未視聴の方はリターンしてね。
けどリターンする前に、良かったらコレを観てってね。
……それじゃ、いくぜ!
いくぜ!
ブランに始まり、ブランに終わった物語。
最終シーズンの感想をまとめると、↑の見出しになりますね。
そういや塔から落とされたブランが大けがをし、歩けなくなったことによって始まった物語が「ゲーム・オブ・スローンズ(以下、GOT)」でした。そして物語は、そのブランが「七王国の王(しかしブラン以前の王のそれとは異なり、日本の象徴天皇のような存在に近いものへと意味が変わる)」になることによって幕を下ろしました。
ブランの騒動以降、スターク家の父ちゃんが処刑されたり、ラニスター家がやらかしまくったり、タイレル家が爆死したり、アリアが令嬢から暗殺者にジョブチェンジしたり、可憐なサンサが冷徹な指導者に変貌したり等、色々サブストーリーは展開されてきましたが、根っこを辿ると全ての物語は「ブランが怪我をした」ことから始まってたんですよね。思い返してみれば。
そのことを、S8が始まるまですっかり忘れてました。なので終わったときに初めて、「あっ、そういえば全ての始まりはブランだったね」と思い出したのです。虚を衝かれた、みたいな感じはある結末ではありましたね。
そうなの。本当に「あっ、そういえば……」っていう感じ。つまり、納得の結末ではあるんだけど、「長い物語がついに完結しましたよ!」っていう爽快感はない。
そして、あの面子で終わった最後には、七王国の未来に不安しか感じられなかった(特にブロンとサム)。ファンサービスで終わっちゃったね、という斜に構えた見方もできなくはない。まあ、そこはさして重要ではないが。
……なんというか。「長い長い回り道をしてたけど、結局元の場所に戻ってきたね。思い返してみればさ」という終わり方ですかね。納得できるし、そこしか落としどころがないなっていうのは話の流れから理解できるのだけど。ビックリするほどにカタルシスがない。
でも、カタルシスが無い分だけ、考えを巡らせることができる余白がある。深掘りして考えられる余白があるっていうのは、これが『ある一定のラインを越えた“良作”』であったことの証であると思います。
ただし、これはあくまでも「全体を通してみたときの総評」であって、じゃあその全てが全て良かったのかっていうと……そうでもなく。S7から展開の拙速さが気になるようにはなっていましたが、特に最終シーズンは首をひねらずにはいられないような箇所がチラホラ見受けられたイメージがあります。まあ、それは後で書くとして。
以下、S8について思ったことを書きなぐっていきます。
しかしブランはあくまでも「裏の主人公」である。
なら「表の主人公」は誰かといえば、やはりそれはティリオンか?
ブランを王に推したティリオン。
そしてティリオンを「王の手(=宰相?)」に指名したブラン。
……最終話で起こったこの唐突過ぎる展開に、多くの視聴者は「?!?!?!」ってなりました。多分この唐突すぎた展開が「最終シーズンを撮りなおせーー!!」っていう署名活動まで起こった原因だと思います(署名活動が起こった原因は、それだけではないと思うものの。一番はコレかな、と……)。
何故、視聴者の多くが混乱したのか。それは、それまでブランとティリオンって殆ど絡みが無かったから!となるでしょう。
ティリオンはあちこちを動き回るその性質から、多くの登場人物と関りを持っています。が、ブランとはそこまで接点がありません。せいぜい「ブラン暗殺未遂の濡れ衣を着せられて、ブランの母ちゃんキャトリンに殺されそうになった」ぐらいしか、関りが無かったんですよ。
しかし思い返してみればS1の中には、怪我をして半身不随になったブランに、ティリオンが足を動かさなくとも馬に乗れるようにする馬具を贈ってくれたシーンがありました。もしかしたらあれは、ブランが彼を選ぶことになる伏線だったのかもしれません。それに再度思い返してみれば、北部以外の人間でブランに優しくしてくれたのって、ティリオンだけなんですよね。でも、だからって……うーむ。
でも、まあ、あれですから。GOTは"三つ目の鴉"ブランが、全ての登場人物を掌の上で踊らせていたって物語なんだもんな。(ブランの中では)予定調和に落ち着いた話なんだ。そういう話なのだから、唐突過ぎるティリオンに突っ込むのはヤボな話だな。
まあS8の中では、ブランとティリオンの間に少しだけ接点がありましたよ? でも、本当にちょっと会話してただけ。少ししか会話してないのに、最終話のあのシーンでブランを王に推すと言ったティリオンの思考は端的に言って「やばい」。
先見の明があることを褒める「やばい」か、ロクに素性を知らない相手にとんでもない重役を押し付けたことを非難する「やばい」か、その解釈は個々人にゆだねようぞ……。
そんなこんな、再度振り返ってみて思うのは「この物語の語り手はブランだが、物語の主人公はティリオンだった」ということ。
ただし、ここら辺は人によって見解が分かれるでしょう。というのも、そもそもGOTは群像劇であり「主人公を一人に絞るなんて、馬鹿らしい話だ」というのがあるからです。Wikipediaのページにおいても、「主人公」ではなく「視点人物」という言葉が宛がわれているのは、そういう背景があると思います。
しかし、自分は敢えて言いたい。主人公はティリオンだった、と。だってティリオンが動くたびに、GOTの物語は大きく動いていたのだから。
視点人物の一人であるアリアも、大きく動き回っていたという点では共通している。しかし彼女の物語はあくまでも「アリアの話」。いわば彼女の物語は「本編に付随した、壮大なサイドストーリー」みたいなものだっただろう。彼女の物語において、アリアは間違いなく主人公ではあったが。しかしGOTという巨大な物語においてアリアは、主要人物の一人ではあっても「中心人物」ではなかった。この点が、ティリオンとの大きな違い。
うむ。やっぱり、ティリオンだろう。ティリオンしかいない。
一番の英雄は誰か?
狂った女王を斬った「ジョン・スノウ」か、女王の狂気を予見して切り捨てた「ヴァリス」か
デナーリスの最期は、むちゃくちゃアッサリしてました。王都をドラカリスした「女王」とは思えんくらい、アッサリとした死でしたわ。
ジョン・スノウに不意を突かれて、おなかをブスッと……( ^ω^)
これぞまさしく、拍子抜け。
※後日追記します。
刹那的なエモイ感じを演出したかったのだろうけど、やり過ぎだったよ、S8
後日追記します。
サーセイ、なんなん??(怒
後日追記します。締め:それで「光の王」って結局なんだったの??
後日追記します。
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