LINEスタンプ発売中!

【コミック風】威圧感の強い黒スーツ take2」販売中。
拙作「空中要塞アルストグラン」シリーズのスタンプ第2弾です。
過激な暴言、および使いどころのないセリフが、パワーアップして帰ってきた!



ホラー映画?「サークル」は、なまじ島嶼ケルトの知識があるものだからオチが容易に予測できてしまった……


 Amazon Primeで観ました(日本語字幕がメチャクチャだったのが気になった。あまり字幕をアテにしない方が良い)。 正確に言うと、まあ、いつものように「オカンが見ている横で、作業しながら流し見てた」のですが。

 スコットランドを舞台にしたホラー映画です。リンクはこちら(アフェリエイトリンクではないので、安心してクリックしてね★)。

 結論を言うと「見る人を選ぶオチ」だったなぁ、と。こういうオチって嫌いな人は嫌いだよね、っていう。個人的には悪くなかったのではないかと思ったけど、たぶんそっちのほうが少数派かも。

 そんなわけで、簡単な感想を書くよ。

「The circle」だけど、同名のエマ・ワトソンが主演した方じゃない映画です。

このメインビジュアルはメチャクチャ怖い感じだけど、
全くもって内容とは関わりがない。

 考古学教授のフィールドワークについていった4人の生徒(ガリ勉のメロディ、教授とデキてるクレア、クレアの元カレでクレアへの嫌がらせ的に参加したジョー、陰キャのアーチー)の話です。

 どうにも噛み合わないメンバーで始まったフィールドワークは、初っ端から交通事故に遭遇したりと、なんだか不穏な感じで始まります。

 更に、こいつらはラム島(日本語Wikipediaにページがなかったので、英語版のリンクを貼ってます)に向かう予定だったんだけど、なんか手違いが起こったらしく頼んでいた船が港に居ない!なんてトラブルも起こります。んで教授さんが仕方なく、港に停泊していた別の船に「島に連れてってくれ!」って頼むんですが。その船で彼らは、別の島に連れて行かれちゃうんですよ。んで辿り着いた別の島で怪奇現象が~みたいな、そういう流れだった(前半はチラ見程度だったので、内容を全然把握してない)

ネタバレを簡潔にしていくと、ざっとこういう感じ。

 内容を一部白文字で書きますので、PCのひとはCtrl+A、スマホ等のひとは白い部分をタップとかで選択して囲ってください。


***


 島では鬼?っぽい化け物が出てきたり、羊がいっぱい死んでたり、なんか「あれ? ここは現実??」みたいなシーンが続きます。あと教授はクッソしょうもない理由で殺されて、学生たちもバッタバタ死んでいきます。最終的にメロディしか生き残りません

 で、オチは俗にいう「夢オチ」ってやつになりますね。彼らは既に「冒頭の交通事故で死んでいた、ないし死にかけていた」わけで、島で出てきた羊さんや羊飼いの人とかは「交通事故の相手であり、向こうさんも死んでいた」ってこと。

 こういうオチ、嫌いな人は嫌いだよね。本当に。自分はこういうオチが大好きなタイプだから、「へへっ、そういうことか~」って笑えたけど。

 しかし、この「夢オチ」が唐突にブチ込まれたかといえば、そうでもないんですよ。というか島嶼ケルトの世界観を少し知ってると、このオチは容易に予測できるものだったりします。早い人ならもう「船」が出てくる時点で検討が付いてしまうと思いますね。

 そうだなぁ……日本的に言うなら、登場人物たちは「三途の川の手前にいる状態」だったんですよ。あの交通事故で命を落としていた人たちは結果的に「三途の川を渡ってしまった=ないし、鬼?が彼らに死を自覚させた」、そして助かったメロディは「現世へと引き返せた=もふもふワンコと、救急車だかパトカーのサイレンが、彼女を現世に引き戻した」って感じになるだろうか。

 つまり、あの「手違いが起こった為、仕方なく頼った船乗りさん」は「三途の川の渡し手」という感じなのです。最後に彼が再度チラッと出てくるけど、つまりあれは新たに出てきた己の死を自覚していない哀れな死者をあの島へと……っていうことでしょうな。

 このあたりを把握できるか否かで、この作品の評価が別れるような気がしますね。レビューサイトとかで★1を付けてボロクソ書いている方々は、どうもここを見落としているような気がします。

 ここでちょっと島嶼ケルトの話をしますとね。かの文化には、「死後、生命は別の島に行く」というような伝承があります。RPGなんかをやっていたり、ファンタジーが好きな人は「ティル・ナ・ノーグ」や「ティル・ナ・ベオ」、「ティル・フォ・スィン」といった名称を聞いたことがあるのではないでしょうか?

 これらは異界の名前(というべきかどうかは、ちょっと迷うが……)であり、冥府とはまたちょっと違うニュアンスではあるんだけど、それに近い存在ではあるのかな。そしてそれらは伝承の中で、海や地の底にある国と表されたり、または海を隔てた先にある”島”として描かれていたりします。例を挙げると『Immram Brain: ブランの航海』って話が、有名ですかね。

 ――で、多分この「サークル」って映画は、少なからずこの伝承に影響を受けていると自分は感じたのです。なので、このオチが予測できたわけ。

 なので、うーん、そうだなぁ~……このネタバレを読んで「おもしろそー、観たい!」って感じた人は観たらいいと思います(道中の痴情のもつれに端を発する中弛みは、正直イラッとしなくはなかったがw)。「夢オチ絶対ゆるさんマン」とか「ケルト? ンなもん興味ない、知らんしマン」は、やめた方が良いと思いますね。

 以上、感想でした。

0 件のコメント :

コメントを投稿

コメントは管理人に承認されてから公開されます。モラルのある発言をお願いします。