まぁ、あくまで「自分はいつもこうやっているよ」っていうことですね。参考程度に。
タロットを使った、すごく簡単な人間模様の作り方
「人物造形のやり方」とかをgoogle先生に教えてもらうと、ロクでもねぇものが出てくるのなんの!
履歴書とか、そんなの実際に物語を構築するにあたって大して役に立たないと思います。履歴書モドキなんてもんを書いているときは空想妄想が捗ってさぞかし楽しいでしょうし、それを見せ合いっこしてキャッキャウフフしてるときは気分がいいのでしょうが、そんなお遊びで満足できるような人間は創作者になんか向いてない。履歴書モドキを書いて満足するようなタイプは、その次のステップ「物語の構築」にいつまで経っても進まないからだ。
「うちの子」とか言い出したら、そいつはそこで終わり。着せかえ人形のごっこ遊びが楽しいだけ。だが、そこで終わっていいのか、お前ら? 創作者がやるべきなのはママゴトではなく、天地創造なのだ。お前らはそれぞれが創り出した新世界の神になるべきなのだ。
そんなーこんなーで、「物語を作る」という過程において、キャラクターの髪型やら服装やら、そういう些末な設定とかこまごまとしたバックボーンを詰めるよりも先にやるべきことがある。登場人物ごとのおおまかな性格を決める、それが先。性格の偏りがないよう(熱血キャラばかり、イケメン王子様だらけ、えっちな美女ばっかり、etc,.....)に均等に分布しなければいけない。人物描写にリアリティのない物語ほど、人の興味をひかないものはない。そんなものが許されるのは、代わりに舞台設定を詰めまくったハードSFか、ディストピアものぐらいだ。となれば、リアリティのある人物描写をしたいというもの。そんなとき、役に立つのがタロットだ。
マイデッキ。ライダー版である。 |
とはいえ、タロットデッキを購入しなくてもオーケー。ざっくりとした知識と、可能であればペイントとかgimpといった画像編集ソフト、または紙とペンさえあれば十分。
そして、どうやって登場人物の性格をタロットで決めていくのかといえば……
……これです。
キャンバスに↑のような画像を書いて、あとは対応するカードの場所に登場人物を置いていきます。これだけ。
全部を埋める必要はないです。それぞれのスートの場所に、偏りなく均等に配置すればいいだけ。
簡単でしょ?
解説編
タロット、というと大アルカナを連想しがちですが。これは小アルカナ、その中でも「コートカード」のみを使用する方法です。使うのは↓の16枚。正逆を合わせると32パターンとなります。
火のエレメント、ワンドのコートカード。 情熱に任せて猪突猛進するタイプです。 ワンドのキングは別名「松岡修造カード」とも。 |
水のエレメント、カップのコートカード。 物静かで穏やかな、受動的なタイプです。 |
風のエレメント、ソードのコートカード。 他を切り裂いて進む、攻撃的なタイプです。 |
地のエレメント、ペンタクルのコートカード。 一歩一歩着実に進んでいく、努力家タイプです。 |
と、まあ……ここからは箇条書きを混ぜつつ説明していきましょう。
まず4つのエレメント区分ですが、小アルカナのスート(トランプのハート、スペード……みたいなもの)に直すと、こうなります。
- 「火」=「ワンド」のスート=正: 元気ハツラツ/逆: 体育会こじらせパワハラ野郎
- 「水」=「カップ」のスート=正: デイドリーム体質/逆: うじうじ弱虫な軟弱者
- 「風」=「ソード」のスート=正: 有能ハイパー仕事人間/逆:人を踏み潰すサイコパス
- 「地」=「ペンタクル」のスート=正: 慎重で堅実な現実主義/逆: 金遣いが荒い吞んだくれ
各スートの相性は以下の通り。
対角線上にあるスートは、概ね相性が良いとされています。
「火⇔風」は(正位置の場合は)利用し利用されつつもwin-winな関係にあり(逆位置の場合、火だけが一方的に損をする可能性あり)、「水⇔地」は(正位置の場合は)か弱いお姫様と堅牢な守護者のような関係になりがちです(逆位置の場合は、水のメンヘラ度合いに地までもが精神をやられて共倒れになる場合も)。
対して、隣り合うスートは基本的に相性が悪いとされています。ざっくりとした内情は↑の通りです。
そして「王」「女」とかいう文字の意味は、以下の通りです。
-
「王」=「王、キング」成熟した男性(40代以上)を主に示す
人の上に立つような役職/仕事を極めた人 -
「女」=「女王、クイーン」成熟した女性(40代以上)を主に示す
人の上に立つ人をサポートする人/母親のような存在 -
「騎」=「騎士、ナイト」元気な若い世代(20~30代ぐらい)を主に示す
現場で活躍している人/兄貴・姉貴のような存在 -
「従」=「従者、ペイジ」まだまだ未熟な世代(10代以下)を主に示す
未熟な学生とか/精神的に幼稚な人
ここで「コートカード」の少し難しいところですが、年齢や性別区分はざっくりとしたもので、別に「これに当てはまらなくても全然ok」なんですね。
まあ、各カードの意味とかは、各自で調べてくだせぇな……。
そんなこんな、やり方は難しいことはなく、とても簡単。
-
まず、中央にある主人公のカードを決める。
- 主人公が成長していく過程を描くならば、従者が妥当(成長して騎士になる、とかいう展開もアリ)。
- ヒロイックファンタジーは「ソードの従者」。
- 純文学なら「カップの従者」。
- エンタメ系なら「ワンドの従者」。
- サクセスストーリー系ならば「ペンタクルの従者」……とかがおススメ。
- ミステリー系ならば、正位置の騎士。
- 泥沼不倫ものならば、逆位置の女王とか。
- 主人公のカードにキングはあまりおススメできない。
-
主人公の友人、兄弟、家族etc...がどのカードかを決める。
- このとき、スートのバランスが均等になるよう気を付ける。
-
主人公を導く立場の人を決める。
- キングのカードから選ぶのが妥当です。
-
主人公と対立する人を決める。
- 主人公とは反対の場所にあるカード(スートが反対、または正逆が反対)を選ぶのが妥当です。
……と、まあこんな感じです。
初めは取っ付きにくい感じがあるかもしれないけれども、カードの意味を知りさえすれば、これがすごく簡単に出来るようになるんですなぁ。
【2022/07/14追記】
そんなこんなで振り返ってみて、この内容だと不足感があるような気がしたので以下にカード別「ざっくりとしたキャラクター像」を参考までに書いておきまーす。
『杖のスート: 王』
- 【正位置】松岡修造とか、ティモンディ高岸のようなタイプ。「もっと熱くなれよ!!」と言うかどうかはさておき、とにかく人を励まして励まして励まし、自分自身も全力でやるぞー!というようなキャラクターになりやすい。不正なことが嫌いで、裏表がない頼れる熱血漢とか、そういう感じ。MBTIでいうと「成熟したESFJ」。
- 【逆位置】体育会系をこじらせたパワハラ上司タイプ。現代の常識とかを鑑みずに、真夏に外で活動する野球部員たちに「水を飲むな!」とか言っちゃうコーチっぽい存在。あと実務能力よりも「大声で挨拶できるか」といった、合理性もないことを評価しがち。贔屓やイビリもひどい。MBTIでいうと「未熟なESFJ」。
『杖のスート: 女王』
- 【正位置】元気溌剌な底抜けに明るいタイプ。周囲の人物がヘマをこいたとしても、細かいことは気にせず目くじらも立てず「まあなんとかなるって!」と受け止めてくれる姐御のようなキャラクターか。休日はUSJとかでハシャいでいそう。ややパリピなノリがありながらも、常識は備わっているし肝は据わっている。そんな存在。MBTIでいうと「成熟したESFP」が近い。
- 【逆位置】パリピの悪ノリが前面に出ているタイプ。後先を考えずに、目先の欲望に流されやすい。「欲しかったからバッグ買っちゃったけど、やっば、金欠ー! 月末どーしよー!」みたいな感じ。またネチネチしたところがあり、気に入らないやつがいる場合は徒党を組んでそいつを虐める。ただし直接的に手は下さず、ファンネルを飛ばす傾向。MBTIでいうと「未熟なESFP」が近い。
『杖のスート: 騎士』
- 【正位置】ポジティブシンキングかつ思い立ったら即行動なタイプ。ワンピースのルフィ的な主人公になりやすい。興味を持ったらすぐに行動し、色んな所に顔を出したりするので友人が多い。友人の種類も多様で、陽キャもいれば陰キャもいて、もはや分類不能な奇行種とかもいる。ビビッときた直観で行動もするけれど、それなりに深く考えてもいる。MBTIでいうと「成熟したENFP」が近い。
- 【逆位置】ポジティブとネガティブを激しく行き来するうえに、なまじ行動力があるもんだからトラブルばかりを引き起こす竜巻タイプ。色んな事に興味を示す反面、すぐに飽きるので「このニワカのミーハーめ!」とその道のガチオタクから憎まれることもままあり。ノリがよくすぐ味方になってくれるけど、いつの間にか飽きてフェードアウトしてたりする。MBTIでいうと「未熟なENFP」が近い。
『杖のスート: 従者』
- 【正位置】ジェットコースターとかアクティビティが好きなタイプ。熱くて明るいし行動力はあるが、欲望に流されやすく、やや詰めが甘いところがある。けれど持ち前の愛嬌でなんとか乗り切れる。また「これだ!」と決めたことには粘り強く臨み続けるタフさも持ち合わせている。流行に敏感で、ファッションやメイクやらの最新トレンド情報はこいつに聞けばすぐにわかる。MBTIでいうと「成熟したESTP」が近い。
- 【逆位置】スリルが大好きで後先を考えずに迂闊な行動をするタイプ。表向きは明るくて楽しいやつだけれど、陰湿な裏の顔を隠し持っている。気に入らないやつがいると執拗に嫌がらせをする、いじめの主犯格タイプ。また刺激に飢えているため、ギャンブルやタバコ、アルコールやら危険ドラッグやら、そういった害のある刺激に辿り着きやすい。MBTIでいうと「未熟なESTP」が近い。
『杯のスート: 王』
- 【正位置】やさしいメンタルクリニックの先生のような、寄り添ってくれるタイプ。思慮深く、思いやりに溢れていて、じっくりと話を聞いてそっと励ましてくれるような存在。物腰柔らかで圧迫感がないのも特徴。誰に対しても分け隔てなく接し、どのような事情を持った人も受け入れる器量の大きさを持っている。MBTIでいうと「成熟したENFJ」。
- 【逆位置】やさしさゆえにメンヘラ製造機となるタイプ。誰に対しても優しく振舞うため、知り合い以上友人未満の数だけは多いが、腹を割って話せる本当の友人は少ないかゼロ。都合のいい存在として、意地の悪い人間から物質的にも精神的にも搾取されやすい。また誰に対しても優しく振舞うため、恋人に「もしかして自分、この人にそこまで愛されてない?!」と不安を抱かせやすい。MBTIでいうと「未熟なENFJ」。
『杯のスート: 女王』
- 【正位置】慈愛に満ちた優しいオカンのようなタイプ。人道にもとるような行為、倫理に反していたり誰かを傷付けるような言動さえしなければ、大抵のことは受け入れて応援してくれたりする。ただ意外と個人主義的でドライなところがあり、「あなたはあなた、自分は自分」という明確な境界を引いている。ただこれは良い方向に作用していて、過干渉はしてこない。MBTIでいうと「成熟したISFP」が近い。
- 【逆位置】自己正当化に長けたどクズなタイプ。他者が起こした問題のある行動を必要以上に激しく責め立てたりする反面、自分のことは棚に上げ、過去の言動に知らんぷりを決め込んだりする。また欲望に流されやすく、スナック菓子を貪るように食ったり、不倫にかまけたりする。ただし自己正当化スキルが高いため、他者から責められても居直ったりする。タチが悪い。MBTIでいうと「未熟なISFP」が近い。
『杯のスート: 騎士』
- 【正位置】少女漫画に出てきそうな王子様タイプ。優しく寄り添ってくれるし、愚痴も聞いてくれるし、裏方からの支援役にも躊躇いなく回ってくれる。まさに白馬の騎士。礼儀正しく常識的に振舞う大人な人物でもあり、誰かの気を害するような行動は慎む。マナーに厳しい一面もあり、マナー違反にはビシッと物申すことも。MBTIでいうと「成熟したINFJ」が近い。
- 【逆位置】メンヘラのカモにされやすいカサンドラタイプ。精神的にも物質的にもひどく搾取されるが、搾取者に強く抗議することができず、泣き寝入りすることが多々あり。また何かトラブルに巻き込まれると、原因を探すよりも先に「自分に悪いところがあったんだ」と自己嫌悪に陥る。そんなこんなでいつまでも問題から抜け出せない存在。MBTIでいうと「未熟なINFJ」が近い。
『杯のスート: 従者』
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【正位置】情に篤く正義感を軸に行動する、涙もろいタイプ。不当な扱いや差別といったトピックに敏感で、改善を求めるための行動を積極的に起こす。端的に言うと、平等を求める博愛主義者。ただし人間と接していると疲弊することが多いため、犬猫といった動物が一番の友人だったりする。繊細な感性の持ち主でもあり、感動
ポルノ映画とかを見るとすぐに涙腺が崩壊する。MBTIでいうと「成熟したINFP」が近い。 - 【逆位置】不満があるとヒステリーを起こすタイプ。それが抑鬱傾向に転ぶか、攻撃性に転嫁されるかはその個人の善性次第か。主観的に見て「人生が常に嫌なことだらけ」なので、毎晩のように泣いているし、常に誰かを責めている。SNSにリスカ痕を上げて同情や仲間を求めがち。攻撃性に転嫁された場合、典型的な「境界性人格障害」的言動になる。MBTIでいうと「未熟なINFP」が近い。
『剣のスート: 王』
- 【正位置】カリスマ性に溢れた有能社長タイプ。大局を見ていて、先見の明を元に超BIGな金脈を掘り当てたりする。真正の実力主義者であり、能力がある者は正しく評価する。見識も広く人望も厚く、このタイプを慕う人間は多い。ただ「努力」をとても重んじるため、怠け者には厳しい一面も。常識破りな発想が好きで、改革といった言葉も好きなため、保守的なタイプから嫌われる。MBTIでいうと「成熟したENTJ」。
- 【逆位置】ホリエモンタイプ。雄弁なためカリスマ性はある。が、血も涙も常識も倫理観もないので、「愚民ども」から容赦なく金銭を搾り上げるし、「愚民ども」を馬車馬のようにこき使うし、そしてそれが悪だとは思っていない。また似たような仲間同士でつるむことが多く、サイコパスさに磨きをかけることも。このタイプは世間の大多数から嫌われている。MBTIでいうと「未熟なENTJ」。
『剣のスート: 女王』
- 【正位置】大胆で新しい発想を掲げ、世間の常識を覆していくタイプ。新しいものや常識外れなものに興味津々で、そういったものを積極的に取り入れていく。また自分に自信があり、常に堂々と振舞っているし、そうするよう意識している。そして起こり得るリスクや障害などを事前に予測する能力に長けていることから、滅多なことで動揺することもないし、柔軟に対応できる。MBTIでいうと「成熟したENTP」が近い。
- 【逆位置】逆張りが大好きな天邪鬼。新しいものが好きだが、多くはそれに乗っかるだけでそこから先に進んで「深く考える」ことは稀。なぜだか分からないが謎の自信に満ち溢れていることが多く、いい大人になっていたとしてもFPSゲームで「雑魚がw」と煽り散らしていたりもする。また私生活では何も気にしないため、汚部屋の住人であるか、消極的ミニマリストだったりする。MBTIでいうと「未熟なENTP」が近い。
『剣のスート: 騎士』
- 【正位置】ぶっとんでいながらも綿密に計算された計画を元に、大胆不敵に行動するタイプ。最強の参謀役。数多くの論文を読み漁り、新たな知見を身に付けることが趣味。そして博識という武器をもとに、新しい体系や方策を繰り出すことが大好きな変態。また他人に全く興味が無く対応は素っ気ないが、悪意があるわけではない。良くも悪くも誰に対しても平等。MBTIでいうと「成熟したINTJ」が近い。
- 【逆位置】その能力を人のために活かせればよかったものの、悪の道に落ちたがために人を傷つけることにしか使えないタイプ。だいたい幼少期にハブられた経験をしており、他人が嫌い。そんな他人を見下すために、知識という武器を集めている。それらしい論理を組み立てて、人を言い負かすことを生きがいとしている。思いやりといったものは備わっていない。MBTIでいうと「未熟なINTJ」が近い。
『剣のスート: 従者』
- 【正位置】突飛な発想と独特な感性を武器に、我が道をいく研究者タイプ。自分の好きなものにとことんのめり込み、それ以外のことは疎かになる。だいたい物質世界に興味がない。ただ興味の幅は広く、様々な分野を広く浅くかじっているため雑学は豊富。また集めた雑学と、本業ともいうべき「一番好きなもの」を組み合わせて、とんでもないものや概念を作り出したりする。MBTIでいうと「成熟したINTP」が近い。
- 【逆位置】独特過ぎる自分の世界に引きこもるタイプ。インターネットに張りつくネット論客になるか、俗世が嫌になって山奥か自宅に籠る。自分の好きなこと以外に興味関心を示さず、安全圏ともいうべき自分の世界にこもりがちで、基本的に人間が嫌い。また井の中の蛙になりやすいため、横柄な態度を恥ずかしげもなくとることが多い。端的に言うと、ヤマアラシ。MBTIでいうと「未熟なINTP」が近い。
『金貨のスート: 王』
- 【正位置】堅実な経営戦略を心がけ、着実な成長へと導く辣腕社長タイプ。日曜劇場とかのドラマの主人公にありがち。豊富な経験に裏付けられた直感でピンチを確実に避けたり脱したり、最悪な状況を立て直したりもできる。でも社長というよりかは、ハリウッド映画の中に出てくるカッコいい理想の大統領像と言ったほうが近いか……。MBTIでいうと「成熟したESTJ」。
- 【逆位置】面倒だから変わりたくない、という理由から古い体質をいつまでも維持し続けるタイプ。前例がないので認められない、が口癖っぽいイメージ。組織や自分の成長に興味はなく、あくまでも現状維持しか考えていない。自堕落に過ごし、会社のことは社員たちに丸投げして、自分はソシャゲに廃課金するような社長になりそう。MBTIでいうと「未熟なESTJ」。
『金貨のスート: 女王』
- 【正位置】そっと寄り添い、たしかに支える、そんな縁の下の力持ちタイプ。良くも悪くも、古風な良妻賢母といったところ。相棒の尻のどこを叩けば発破が掛けられるかを完全に把握していて、ここぞという時に確実に刺さる檄を飛ばしてくれる、そんな女房役のイメージ。倹約節約も得意で、家計簿とかビッチリとつけてるパパママになりそう。MBTIでいうと「成熟したISFJ」が近い。
- 【逆位置】心配性で落ち着きが無く、あわあわと取り乱すことが多いタイプ。また何かとお金が逃げて行く。心配性が過ぎて消耗品のストックを買いすぎて倉庫を圧迫したり、腐らせちゃったり。「備えあれば患いなし」で使いもしない合羽を買ってしまったりと、そんな感じ。またテンパった後に冷静さをとりもどすためにお菓子とかをつまみがち。そこで更に出費もかさむ。MBTIでいうと「未熟なISFJ」が近い。
『金貨のスート: 騎士』
- 【正位置】不正を許さない管理官タイプ。真面目で勇敢だけどちょっと堅物な警察官のような存在としてフィクションでは描かれやすい傾向にある。また、昭和的な「善き父親像」の典型例でもある。家族のため外で真面目に働くパパ、だけど子供に嫌われやすく「勘当だ!」とか言いがちなパパ。そういう感じかな。MBTIでいうと「成熟したISTJ」が近い。
- 【逆位置】頑固で融通が利かず、モラハラを働きがちなタイプ。大抵の場合、平等は嫌いで「公平性」を求める。人に依って事情が異なるからケースに応じた配慮が必要だ、といった想像力は働かせない。富者貧者老若男女問わず全てに同じだけの配慮をすべきだという考え方をする。また超保守的で、変化や新しさが大嫌い。「ポリコレ棒ガー」と騒ぐのはだいたいこいつ。MBTIでいうと「未熟なISTJ」が近い。
『金貨のスート: 従者』
- 【正位置】百戦錬磨の職人タイプ。好きなものをとことん極めてその道の第一人者になる。好きなことを極めすぎて、頭のネジが何本か外れていそうな狂人になっている例もある。あと以外にも謙虚だったりする。またこのタイプは「好きなこと」だけに凝るわけではなく、意外といろんなことができるオールラウンダー。グラップラー刃牙の刃牙のような感じ。MBTIでいうと「成熟したISTP」が近い。
- 【逆位置】「ショート・ヒューズ」タイプ。こだわりも警戒心も強いため、些細なことですぐキレる。優れた技術とかを持ってるけどしょうもないことにしか活かせていないか、技術がないくせに態度だけは大きいかに別れる。だいたい、バイク好きヤニカスかつ馬力おじさんになる。フィクションだと、自他ともに滅ぼしていくヤニカス・ウルヴァリンとかがいる。MBTIでいうと「未熟なISTP」が近い。
上記にあげた例は「こういうイメージもあるよ」っていうだけであり、この例を厳密に当てはめる必要はありません。MBTIという別のツールも用いて、やや強引に「分かりやすい」例を作ってみただけですので、あくまでも「参考までに」しといてね。
拙作だと、ISTPキャラを「杯/従者/逆位置」に置いていたり、ENFPキャラを「剣/騎士/正位置」に置いていたり、闇落ちINTJキャラを「杖/王/逆位置」に置いていたりする。また「杯/騎士/逆位置」はカサンドラではなく「軽薄なナンパ師」という解釈もできたりします。なので、この型にとらわれない方が良いかもです。
各自でタロットの意味を調べたりして、自分なりに理解を深めていくのがベストっすよ。なので、Let's タロットです(要するに、人物造形が云々というトピックはオマケで、あくまでもメインはタロット布教な記事でした)。
【追記エンド】
まとめ。
と、まあ。こんな感じで、いつも登場人物の相関図を作りつつ、物語の内容を詰めていってます。タロットだけで、こんだけ組み立てられるんです。凄くないですか?
登場人物の中にある意見の食い違いとか、対立関係とかも、この方法では簡単に可視化して整理することができるので、非常にお勧めしたい方法っす。