そして。テレビ映画ってことで、ようするにマイナー。劇場向けのものでもないので当然、日本語での取り扱いはありません。台詞は英語です、全部。日本語の字幕は無いです。
さらに。英語の字幕すら無い!!(ここが一番、個人的に痛かった)
自分はネイティブスピーカーじゃないどころか、英語は勉強中で且つ書き専なので、耳はそこまで!! なので4割も内容を理解できていないのだ。
そんなわけで、あまり内容には深くは突っ込まず。軽い感想を書いときます……。
こりゃ惚れるわな……
こりゃ惚れるわなぁ……
こんな目で見つめられたら、落ちちゃうでしょ。
かわいい。
可愛すぎるだろ。
グランプリ!の裏で……――っていうシーン。
ここは予想以上にえぐいシーンで泣きそうになった。
――「Soldier's Girl(2003)」より引用
こんなん、もう……!
"She is a Lady!!"っていうやや癇癪持ちなきらいアリな主人公の台詞と、凄絶な主人公の最期が印象に残る映画だった。悲惨な最期とは聞いてたけど、ここまでのものだとは予想してなかったよ……衝撃過ぎた。
発端は実に若者らしい嫉妬。それが単純だけど複雑なセクシャリティの問題に発展してーの、あれやこれやで……。観終わって、第一の感想が「ウワァァァ」って感じでした。
前半の1時間弱ぐらいは終始ニヤニヤしてられるラブラブな映画だったんだけど、後半に差し掛かって問題ありな後輩くんが登場すると一転。主人公にめっちゃ嫉妬してる先輩が良からぬことを企み、やべぇ後輩くんにヤベェことを吹き込んだせいで悲劇が起きるんです。
そして、これが1999年に起きた実話を基にして作られた映画(Murder of Barry Winchell: wikipedia)だというのがさらに衝撃。軍隊のような他人同士が長く共同生活を営むという異質な空間(学校とか刑務所とかも、軍隊の空気感とどこか似ているかもしれない)だと、こういうセクシャリティの問題ってさらに深刻化しちゃうのかぁ……って思うとさ。なんだかなぁ、と。20年前よりも今は性的少数者に対する理解は進んでいるとは思いたいが。こういう悲劇が繰り返されないことを祈るばかりです。
それにしても。Lee Paceは良い。落下の王国のイケメン眉毛さんやホビットの眉毛王、GotGでロナンを演じていた人と同一人物とは思えない。眉毛がたとえ目立たなくても、彼は素晴らしい。彼は凄く美形で、そして演技力が半端ねぇ。大好き!
2019/06/29 追記
Lee Paceの女装が完成するまで!を紹介した動画をYoutubeで見つけたので、貼っておくね!