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「エールケディスの旅人」新Ver.に関するアレコレ

 SSDトラブルで\大爆死/ってなっていたフリーゲーム「エールケディスの旅人」、気合と根性でなんとかデータを取り返しまして(SSDのデータを復旧したというわけではなく、必死に記憶を辿って、作り直せるものを再度作り直した、って感じ)。10月頭には新ver.を公開できる運びとなりそうです。

 前回の反省から、今回は定期的にクラウドにバックアップを取るようにしていました。クラウド、大事。本当に大事。外付けSSDを信じてはいけない。HDDならまだしも、外付けSSDは持ち運ぶデータを保存する媒体としてはリスキーすぎたぜ……。


 そんなこんなで、3年ぶりのアップデートとなるのですが。旧Ver.のセーブデータとの互換性が無くなったりと、かなり大幅に仕様が変更されることとなりました。

 特にトロフィー機能ですね。あれが旧verのものを流用できなくなりました。代わりに、新verだと「すべてのセーブデータで共有されるトロフィー」となり、従来の「セーブデータごとのトロフィー収集機能」ではなくなりました。これで、従来では仕様上不可能だったトロコンが狙えるようになりましたよ! 頑張ってね!

 んで。本編シナリオそのものに変更は無い(変更は難読漢字を削ったぐらい)のですが、物語のボリュームは1.5倍ぐらいになってます。これは「クリア後のイベント」を大幅に追加したからです。

 ラスボス敗北時に辿るルートである「Aエンド」は、今までは味気無さだけが残って、中途半端に投げ出されて終わるだけだったのですが。今回の変更で、ガゼルゼンス王に関連した連続イベントが追加されまして。クリア前に立てたフラグ次第で内容が大きく変わるイベントですので、あれこれ試してみてください。

 またC-2エンドを迎えたあと、特定条件を満たすと、TrueEndに至る連続イベントが解放されます。これも寄り道次第で微妙に内容が変わったりするので、セーブデータにはお気を付け下さいませ。

 ――と、まあ、そういう感じな変更点は、以下の通りです。

変更点

  • 利用規約が一部、ゆるくなりました(主に配信関連)。
  • 「黄金の宿因(-2ルートのフラグ)」イベントのトリガーを変更。リドゥイアスのレベルによって、フラグが起動したり、ルートを離脱したりする仕様になりました。
    なお、最終確定のポイントは、ライタフィルズ地方関連のシナリオイベント終了時となっています。つまり、サブキャラ「キルッフ=アルナッハ」のパーティー加入以降は、レベルをどれだけ上げても「黄金の宿因」は起動しませんので、そこらへんの仕様をうまく活用しながら、ラスボス撃破を目指していただければなぁ、と。
  • 「カード収集」イベントを廃止。それに伴い、トロフィー取得条件を変更。
  • アイテム「エルフの神器」の名称が変更されました。
  • 大半のキャラクターの顔グラが変わりました。加えて、「メルクゥ=ミャウ」といったサブキャラクターに、表情差分が新たに追加されています。
  • キャラクター「シルギザンド」のグラフィックが少し変わりました。
  • キャラクター「リドゥイアス」に、新たなグラフィックを追加しました。
  • キャラクター「遺跡の管理人???」のグラフィックが大幅に変わりました。
    こちらは作る予定だった続編ゲームからポンッと流用した感じです。
  • キャラクター「ラニャーマ=ゼラギア」のデザインが刷新。ヴィジュアルがほぼ別人になりましたが、中身は同じ人です。
    つーのも、ラニャーマ氏は「黄金の王が唯一“弟子”として認めた人物(※ただし、盛大にやらかして破門されている」という設定があります。そんなヤツがモブキャラオーラ全開のデザインじゃあアカンやろ……というわけで、大幅に書き換えました。彼女がなにをやらかしたのかは、彼女の髪色、そして瞳から察してください。
  • Cエンドのエンドロールをスキップできるようになりました。決定ボタン(Enterキー、もしくはゲームパッドのAキー)を長押しすると、高速化できます。
  • Aエンド、Bエンドのエンドロールを簡略化しました。
  • 一部イベントの演出を変更。主にエリア遷移関連です。
  • TrueEndの曲を変更。先日公開した「Peia」です。ご購入はこちらから各種Storeでの配信は、後日開始されます。そのときに、またお知らせします 10/15追記:なんか「第三者が権利を持っている音源が使用されているか、類似した音源が既に配信されている」ってな審査をFrekulから下されてしまい、配信できなくなりました。ちゃんと買った、商用利用可の音源を使ってるんだけどなぁ。曲のどこがダメで引っ掛かったのかがいまいちピンと来てないけど、ゴネるのも面倒なんで諦めます。なので「Peia」に関してはbandcampからご購入をお願い致します)。
  • キャラクター「フィロランディア」のイベントが少し変わった&新たにイベントが複数追加されました。
  • 無料の回復ポイント キャラクター「グジェラジェスド」の台詞にいくつかのパターンを増やしました。選定はランダムです、が。変わり種が選定される確率はかなり低めかな?
  • システム「トロフィー」機能を刷新。トロフィーは全セーブデータで共有されていて、故意にプレイヤーがリセットを試みない限り、リセットされない仕様に変化。
    Bルートクリア後に追加されるキャラクター「キミア」のイベントでトロフィー削除を選択する、またはSaveフォルダに入っている「Possibility.sav」データを消さない限り、トロフィー情報は消えません。特にSaveフォルダーは注意してください。
  • ラスボスがそこそこ弱体化しました。アイテムとシルギザンド&ラジアメルスさえ使いこなせれば、低レベルでのクリアもワンチャンあり?
  • エリア「イグレスラッド王宮」のみすぼらしさが強化されました。ひどい有様になり、もはや廃墟の様相を帯びています。
  • 一部エリア名が変更になりました。
    • 旧「ラドゥイアゴスの王宮」⇒新「イグレスラッド王宮」
    • 旧「ヤムリシェンドの王城」⇒新「ラッシェムア城」
    • 旧「イグリザンドの宮」⇒新「辰砂殿(しんしゃでん)
    • 旧「ガゼルゼンスの王城」⇒新「ライタフィルズ城」

新たに追加したイベント、仕様

  •  「Aエンドに行き付いた」「Cエンドのフラグを立てたものの、最終的にAエンドに行き付いた」場合のクリア後イベントを複数追加。クリア後に「ライタフィルズ城」に行くと起動します。立てたフラグによって内容がかなり変化します。
  • C-2エンド後に複数のイベントを追加。というか、新たに「本当の本当のTrueEnd」を追加しました。特定の条件を満たすと「ルゼルアンド&ラドゥイアゴスを中心としたイグレスラッド島のイベント」が解放され、その後に「TrueEndイベント」へと移っていきます。
  • クリア後に特定の条件を満たすと「ルゼルアンド」の特殊台詞が解放されます。
  • 進行状況に応じて「オルフェウスの樹」のイベントが変化します。
  • 新キャラ「白猫パヌイ」が登場。オールフキナンフ村などにいる「フィロランディア」の傍をウロチョロしています。
    パヌイの台詞は進行状況、クリアルート、立てたフラグ、収集した武器によって大きく変化します。NPCとしては一番、台詞のバリエーションが豊かなキャラです。
  • エリア「イグレスラッド王宮」に追加要素が増えました。イムリシェンドの愚痴イベントや、-2ルートで度々言及される「黄金の王の本性」とやらのイベント、リドゥイアスらの居室とかが増えてます。
  • サブキャラクター「ラシル&メリル」のイベントを新たに追加。
  • 新たに勲章を2つ追加しました。
  • 特定ルートをクリアすると、なんか良いことあるかも?
  • Bエンド後にキャラクター「キミア」がエリア「アルストグラン」に追加され、トロフィー全削除が行えるイベントが解禁されます。
  • キャラクター「リドゥイアス」のパーティー離脱後、エリア「6つの塔」に入場不可能になります。

 今までは「いつか小説を書くし、本筋はボヤかしてもいいかなぁ~」と思っていたんですが。そこを大きく変えたかんじっすね。追加されるイベントで「広げられていた風呂敷」が畳まれたかな、と。

 やっぱり、ね。当面、小説を書ける気がしないので、ね(新作「ジェットブラック・ジグ」の執筆ペースがめっちゃ遅くて。書き始めてから2年以上が経って、ようやく「折り返し地点が見えてきた~」っていう……)。答えをにおわせておく必要があるかなと判断した形です。

んで以下は余談です。

小説版で明かす予定だった裏設定

  • イグレスラッド島に登場するエネミーが「動物」だけなのは、ラドゥイアゴスおよびルゼルアンド、フィロランディアが徹底的に魔物を討伐しているから。
  • 「エルサムガスク公国」と「ラッシェムア領」を繋ぐ鉄道がある。7日ほどで大陸を横断できる鉄道があり、シルギザンドら一行はその鉄道を利用して「エルサムガスク」⇔「ラッシェムア」を往来するという設定があった。
  • ホビット族は「公国に集い、魔道を極め、街暮らしをすることにした者たち」と「自由を選び、魔道を憎み、大陸に散らばって遊牧生活を送ることにした者たち」という二つに分かれている。
    遊牧ホビットたちは、エルサムガスクからラッシェムアの間の地域に点在。そして、彼らはいくつかの「氏族」に分かれているとか……?
  • ドワーフ族に「女性」はいない。そしてドワーフ族は子供を作らない。なぜならドワーフ族は、火山から生まれてくる存在であるから。
  • ルゼルアンドの趣味は毒薬・爆弾づくり。大樹すらも破壊する超強力な除草剤または爆弾を作り出すことが、彼女の最終的な目標。
  • 赤のドラゴンテス「ベムド」も存在しているが、ゲーム版のシナリオには出てきていない。敵としては登場している。
  • 「霊峰をショートカットできる転移魔法」のポイントを作成したのは、ダイアナではなくラドゥイアゴス。そして、この転移魔法ポイントはシルギザンドが偶然発見したもの。ちなみにラドゥイアゴスは、この場所の存在を忘れている。
  • ラドゥイアゴスはその昔、シルギザンドのように大地を自由に散策していた。けれどもケット・シーとの一件以降、島に引きこもるようになる。そしてケット・シーがらみの騒動が起こるより前のラドゥイアゴスは、そこまで気難しい性格をしていなかった。
  • ギズルゼンスら「霧開き商会」が利用している蒸気船を造船したのは、キルッフ=アルナッハ。その縁もあって喝采の王ガゼルゼンスは、キルッフ=アルナッハを信用していた。

SS集

【Aエンド追加イベント】



【例のあの人】

不穏な背中。

 

【TrueEndサブイベ】

ラニャーマさんも驚愕の展開が