表紙絵はペルモンド? いいえ、実は微妙に違う。 |
紙媒体版「ウォーター・アンダー・ザ・ブリッジ《上巻》」オンデマンドにて販売開始です。
例に違わず4巻の内容も、サイトに掲載されているものと微妙にニュアンスが変わってたり、台詞や言動が書き換えられてたり等の変更点があります。ちなみに、今回は結構パンチのある台詞が追加されてたりしてます。サイコパス眼鏡の個性がハジけてる台詞が多く追加された、そんな感じです。
巻末付録として書き下ろしイラストを収録
今回は巻末付録として「らくがき」を掲載。らくがきというか、設定資料というか、まあそんな感じですね。今までなんやかんやで描いてこなかった「ジェイドの装い」とかを収録していますよ。
ちなみに、人生で初めて描いたネイキッドドレスの絵が、それです。人生で初めて描いたネイキッドドレスの絵がまさかの「女装」か……(笑) でも綺麗な仕上がりになってるから、見てほしいな~っていう思いはある。
「なんでネイキッドドレスなの?」っていう理由は、のちにジェットブラック・ジグのほうで明らかになるので、まあそちらも楽しみにしててね。
改訂に伴い、時系列を精査した結果の「新・バッツィ」である
最初に書いたバージョンにある「ペルモンド」のイメージと、紙媒体化された内容の中にある「ペルモンド」は、別人のようにガラッと変わってる。言動もそうだけど、外見の面においても。
最初にあった「ペルモンド」って、そこそこ老け顔で怖いっていうイメージだったんすよね。でも、改訂に際して改めて「タイムライン」を見直してみたときに、そのイメージが崩れた。というか崩さざるを得なかった。
上巻だと、ブリジットそしてシスルウッドの二人が20歳ぐらい。そして「ペルモンド」の当時の肉体/精神年齢は彼らと並んでいるのかっていうと、微妙なライン。諸々を鑑みると、おそらく2~3こぐらい下が妥当。精神年齢はもっと下の可能性さえある。
それなのに「老け顔」って、無理があるよね? あどけなさのほうが強そう。
ってわけで、そこをガラッと変更。「ペルモンド」は凶暴な野犬から、子犬ちゃんに変わった。ブリジットが「可愛い」というぐらいには、まあまあチャーミングな感じになってる。華奢でほっそい体格にも変わった(彼がガッチリとした体格に変わるのは下巻以降、恐らくエレイヌ誕生の前後ぐらい。胡散臭い髭面にイメチェンするのは三十代からのイメージ)。
とはいえ。「可愛い」で終わらせないのが彼というもの。なにせ中身は可愛くないので。
しかし~……こんな姿が、将来はアレになるんだから、色々とより一層悲惨に感じるやもしれぬ。
周囲の求めるものと、当人の望みが噛み合わないことだってある。 |
でも、中身が「えー……」な方向に大変貌を遂げるサイコパス眼鏡のインパクトには負けるのかもしれない。
後年の彼の台詞&言動は色々とぶっ飛んでる。WUtB上巻の彼も十分にトンデモな言動をしているけれど、まだまだこの頃はぬるかった。ええ、とてもぬるい。
3年ぐらい前?のらくがき |
キャロラインという抑止力があったからなのかもしれない。 |
眼鏡と化粧は人を別人に変える、のかも
呆れて何も言えなくなったターンに突入してそうな雰囲気。 |
表紙絵、サイコパス眼鏡シスルウッドの眼鏡On/Offの様子。
元の目つきがすごく悪い分、眼鏡で誤魔化されたときに印象がとても変化するなっていうのを、描きながら思ってました(だから間抜けな赤い丸眼鏡を掛けてるんだ、っていうのは「ジェットブラック・ジグ」の中でも彼は言ってる)。
あと、眼鏡Off時の顔に、このダサいを極めた変化球アイビールックは似合わんなというのを感じた。
というわけで、まあ、それだけ。差分を載せておきたかっただけっす。それとオマケも。
ジェイドは言う。騙される男のほうが悪いんだ、と。 |
テキトーに書いたらくがきと、テキトーに塗った化粧もどき。それでも、こんだけ顔面の印象が変わる。らくがきですらコレなら、現実ってどうなんでしょうね。おそろしいなあ。
上巻の内容も一部それなりにキツいけれど、下巻は比じゃないレベルの「ヤベェ」なので覚悟してね!
第4巻「ウォーター・アンダー・ザ・ブリッジ:上巻」は、あくまでも下巻に至るまでのイントロダクションでしかない。ギアが掛かるのは下巻から!
どれぐらいの「ヤベェ」かっていうと、これぐらいである。 |
つーわけで、下巻も引き続きDTP作業中。来月か、再来月かに出せたらいいなって思ってます。