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東京国立博物館「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝」行ってきた!


地獄の山手線に耐えてでも、行く価値はあったと思う。
尚、以下に掲載する写真を撮影したのはオカンです。

 地獄の山手線に「そんな大音量で遅延情報を教えてくれなくていいよおおおおおおお!!」と内心ブチギレながらも、昨日2018/05/11に行ってきました、東京国立博物館。

 並ばずに、スムーズに入れた。まあまあ人は居たけど、随分前に行ったことのある阿修羅展のときよか数百倍はマシかなっていう感じ。混んでなかったものの、閑古鳥が鳴いているってわけではなく、丁度いい感じだった。ゆっくり楽しめた。


山羊とされているやつは、どうにも駱駝にしか見えない……。

「鳥(鷲?)」っていう説明が個人的にツボった。

 石器時代の貴重な資料から、シュメール文明の発展を辿って、バビロニアとヘレニズムが融合したなんともユニークな芸術品が並び、イスラームの普及に伴って栄えた「クルアーンの文節をいかにして美しく書くか!!」っていうアラビア書道の変遷を時代ごとに見られて、さらに「THE ISLAM」って感じの絢爛豪華な調度品や工芸品、宗教用具の数々……。なんかうまく言葉に出来ないけど、凄かったよ。

好きやで、この筋肉。
紀元前の作品とは思えないリアルさ。
↑↑の筋肉のと同時代の頭部像。
ふとした瞬間にモアイがダブる。
紀元前1世紀ごろの、神殿の装飾らしい。
古代文字から溢れるロマン感、こういうのめっちゃ好きー!!
2世紀ごろの作品。
アラブといえば、やっぱり駱駝ちゃんデスヨネ。
そういえばウォーター・アンダー・ザ・ブリッジの中で、
ペルモンドは「駱駝は普通に、食べられる」と言っていましたが……
駱駝肉の味って、どんなもんなんだろ()。
1~3世紀ごろの作品、ハルポクラテス。
エジプト神であるホルスが、ギリシャに輸入され、
ギリシャからアラビア半島に持ち込まれ、このようなお姿に。
やっぱりヘレニズムっぽいようで、
バビロニアっぽい雰囲気も持っている。
ふしぎ~。
3世紀ごろの作品、アルテミス像。
お月様が頭の上に載ってます。
やっぱりヘレニズムっぽいようで(省略)

1世紀ごろの作品。男性頭部像。
あら、イケメン。
紀元前1~後1世紀ごろの石碑。
古代南アラビア文字だって。
これ読めるようになれたらカッコイイだろうなー(殴

8~9世紀ごろの作品。
人形の頭部、らしい。
人形の頭部らしき写真を妹に送った結果、
返ってきた画像がこれだった。
御剣先輩w
9世紀後期ごろのお皿。
現代でも通用しそうな可愛さ。

12世紀ごろ。まぐさ。
クルアーンの第2章255節の一部が書かれている、
だそうです。
全くもって読めないけど、なんかカッケー!
ここからの展示が特に見たかった!
墓標から見られる、アラビア文字の変遷。
これは9世紀ごろのもの。
それにしても、長い人名だのぉ。
10世紀ごろのもの。
9世紀のと比べてみてみると、線の強弱が少なめで
装飾も至って単純な感じ。
12世紀後期のもの。
「俺の知ってるアラビア文字」って感じになっている。
文字がオシャレって、なんかスゲー! カッケー!
16世紀のもの。
全体的に落ち着いた、シンプルなものになっている。
9世紀のもの、羊皮紙に金で書かれたクルアーン!!
金だってよ、あの金!!
16世紀のクルアーンはやや大人しめ。
ネウマ譜にも空見しなくもない。
割と最近まで使われていた、カァバ神殿の扉ですってよ。
めっちゃデカかった。
めっちゃキラキラしとった。
シリア扉のカーテン、ですって。
カァバ神殿の扉よりも大きくて、写真の中に全体が収まりきらなかった模様。
全部、金糸で縫われてるそうな。
墓標の文様が、こうしてふつくしいカーテンにしていったのかと思うと、
なんというか、その、感無量!
そして多分、この展示会の大本命。
アブドゥルアジーズ王の遺品、クローク。
あふれ出る気品。
アブドゥルアジーズ王の、クルアーンをいれる箱。
イスラームだと、クルアーンを裸のままで置いておくことは
いけないとされている(と聞いたことがある)ので、
その為の入れ物なんでしょうか。
それにしても……この高貴な感じ。スッゲー!

  いやー……行ってきて、良かったなーって感じてますよ。あとスパイスの効いていたアラビアコーヒーが美味しかったw 作るのはそんなに難しくないらしいので、今度やってみようかと思ってる。