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「ゲーム・オブ・スローンズ」とりあえずS7まで観たよ! グッバイ、ベイリッシュ公!!(泣

前回の記事は↓です。

今更ながら......「GoT」だぜ、ゲーム・オブ・スローンズ!!

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 んじゃ、可能な限りネタバレは控え……──たいけど、たぶん無理なので。まあ適宜白文字で隠していきますから、Ctrl+Aでヨロシク( `・ω・´)ノ

序盤の頃よりも、ストーリーが粗い感じはあるものの


 S6に入って、ティリオン&ヴァリスがデナーリス側に付いた辺りからなんとなく「ストーリーの作り込みが粗いというか、話のテンポが早すぎちゃって違和感が……」という感じが多少あるものの。まあ普通に面白いので、そこは多目に見るとして。

 S7に入ると物語も、ジョン・スノウを筆頭に「人間同士で内戦やってる場合じゃねぇ! もっとヤベェ敵が襲ってくるんだぞ!!」という感じになりまして。メインの舞台も寒そう&男臭い感じな北部に移り、過激なエロシーンも鳴りを潜めるようになって、随分と見易くなりましたねw

 そして遂に、野蛮人たちとドラゴン3頭を引き連れた女王デナーリスも、故郷(?)ウェスタロスに上陸。ただし遂に鉄の玉座に就いたサーセイを初め、あまり諸侯たちから歓迎されてない感がすごい。王都もそうだけど、特にサンサをはじめとする北の人たちの、デナーリスに対する嫌悪感すごい。まあ、ターガリエン家とスターク家の確執、半端ねぇもんな……。

 それに、というかそもそも……デナーリス、ただの侵略者だし狂王の娘だもん。ウェスタロスの人々に歓迎されるわけがないのだが。

 
 ヴァリスさん、あなた、多分、判断を誤ったよ……?(※GOTはフィクションです


 それにウェスタロスに帰還したティリオンの、デナーリスに振り回され、ジョン・スノウに振り回され、兄ジェイミーに振り回され、鬼姉サーセイに振り回され、あたふたしてる様子は……泣ける( ´ノω`)

 やっぱGOTの主人公はティリオンだよね……(;TДT) ウェスタロス上陸直後から、デナーリスに対する忠誠心が揺らぎまくってるティリオンの姿は特に悲しすぎる。

 そして最低最悪の絶対的な悪役は、やはりサーセイか。ぶっちゃけサーセイのどす黒さは、夜の王なんか非じゃないレベルでしょう。とはいえ人間味があって、中途半端に同情してしまうのもサーセイの憎いとこなんだけど。

 しかしS7のサーセイは、子供たちが全員死んだ結果として開き直っちゃっていて、くそ人格が悪化していてヤバい。すごい。ここまでゲスに落ちるとは。もう最強ですやん。さすがジョフリーのオカンだっただけあるね……という貫禄です。

 とかなんとか、以下もうちょい詳しく書いていくぜ!

狡猾だけど極悪人ってわけでもないタイレル家が、個人的に一番好きだったのだけど


 個人的に、男どもの手綱の握りかたが上手いマージェリーがすごい好きでした。あとオレナ婆やも。あと奔放すぎる兄ちゃん、ロラスも。

 そういうわけでタイレル家の人々が、いかにも高貴な人々って感じで、魅力的だったからさぁ。まさかのタイレル家滅亡にショックを受けましたわぁ……。

 S6の最後で一気に、マージェリーにロラスに、兄妹のパパが、大聖堂と共にドカン!と吹き飛び、死亡した時には、まさに開いた口が塞がらないって感じでしたし。

 「己、どこまでゲスなんだ、サーセイ! それはジェイミーがかつて、名誉をかなぐり捨ててまで封じた禁じ手だろ!! 狂王と同じやないかい、貴様!」って思ったわ。

 それにあのとき、マージェリーは異変に気付いて逃げ出そうとしてたんだよね。そこが尚更、惜しい……。

 マージェリーには生きててほしかったよ。それに彼女の死後には、後を追うようにトメンも飛び降り自殺しちゃったもんだから、やりきれないなぁ……(フィクションに対して何言ってんのよ、ってのは突っ込まないで☆)。サーセイは本当に、ゲス過ぎる。


 そしてS7に入ると当然、唯一生き残ったタイレル家である“茨の女王”ことオレナ婆やは、サーセイを敵対視する態度を明確にして、デナーリスの謀反に加担するようになったわけですが。

 いやはや。某ロバート王と枯渇した金鉱のおかげで、負債を抱えまくってるラニスター家の経済事情と、北部に来た冬っていう悪い条件が重なり、「戦況が、裕福なタイレル家の動向次第で決まってしまう」という状況になったのがマズかった。死亡フラグだった。

 ……ラニスター軍の急襲で陥落したハイガーデンの、なんとも無残な姿は痛々しくて。やはり最後に生き残ったオレナ婆やの最期は、それでも潔くて、本当に最後の最後までカッコ良かったです。

 そしてオレナ婆やはやはり、茨の女王という渾名に恥じない人物で。散り際にジェイミーに向けて、彼の息子であるジョフリーの死の真相を打ち明けた上で「サーセイに宜しくと笑って、ジェイミーに心理的なダメージを与えたあたり、やはりあの年まで生きているだけあるな、と思いましたわ。また、そこでグッと怒りを堪えて、蛮行に出なかったジェイミーも根は紳士なのだなぁ、と(まあ、ジョフリーの一件に関しては、可愛い孫娘を守るためならお婆ちゃんもそれくらい普通にしますよね、ってオレナ婆やに対して同情しかない。ジェイミーもそこには理解を示していたし……)。

 タイレル家、好きでした。だから彼らの結末はとても悲しいのですが、何となく最初から全滅するだろうなって気はしてたので……うん。

 しかし……――デナーリスに掛けたオレナ婆やの発言は気になるね。「――Are you sheep? No, you are a dragon. Be a Dragon.」っていう台詞さ。ドラゴンになれ、って。それってつまり、王都を「どらかりす」することなん?? えっ、えぇぇぇっ?!

おい、メリサンドル。おい、おい!!


 そしてS5でほぼ滅びたバラシオン……というかスタニス・バラシオンの陣営は、ただただ悲劇だなぁと。メリサンドルさえ出てこなけりゃ、下手すりゃ兄弟の争いさえ起こってなかったんじゃ?とか思えてしまう。

 というか全部メリサンドルのせい。あのおばさん、何がしたいのかが不明すぎて怖いんだけどwww 「光の王よ、我らを導きたまえ!」とか言ってるわりには、悪魔みたいなやつ産んだりとかしてるし。分からない。本当に、分からない。

 挙げ句にメリサンドルさん、スタニスの家族をぶち壊すどころか皆殺しにするし。スタニスの一人娘シリーンに至っては「何でそうなった?! はぁ!?」って展開で、そりゃ奥さん自殺しちゃうだろうし兵士も逃げていくわぁ……、としか。

 その上にメリサンドル、ひとり逃げてくし!!

 何もかもを失ったスタニスの、死に際の悲哀はなんと言葉にすべきか……(´TωT`)

 だって可愛い娘も、奥さんもいない世界で王になってもしゃーないですもん。なので「スタニスぶっ殺ウーマン」であるブライエニーがひと思いにシュパッと彼を殺めて良かったのだと思う。

 とはいえ。それにしても……。

 何がしたいんじゃ、メリサンドルよ!

 たまねぎ剣士 サー・ダヴォスがぶちギレるのも当然ですわ。ダヴォスさん、だって「メリサンドルぶっ殺マン」になってるでしょ。

 いやー、メリサンドルには是非とも逝ってもらいたいです(S7の時点で、死亡フラグはビンビンに立っているというか、彼女自身がそう言ってたけど)。反対に、スタニス陣営で唯一生き残ったともいえるダヴォスさんには最後まで生きててもらいたい。できればサンサのお側で。

デナーリスの「BEND THE KNEE!!」問題


 S7に入ったとたん、デナーリスがやたらとウェスタロスの人々に対し「Bend the Knee!!」と言いまくっている。そう、つまり「跪きなさい!」と。

 いやはや~。S1でお兄ちゃんに怯えてた可憐な少女はいずこへ。もうただの、立派な征服者じゃないっすか。

 それに跪かない相手には「ドラカリス!!」しちゃってさ。ドラゴンちゃんがファイアーーーー!!で、人間がバーーーーン!!!(語彙力) その所為で、個人的推しキャラである知的なクズであるサムウェル・ターリーちゃんの、父ちゃん兄ちゃんが燃えちゃったわけですが。さて、この展開が今後の物語にどう響いてくるのかが注目です!!

 それで、一番の問題はジョン・スノウですよ。あいつデナーリスと出会ったばかりの頃は「あんたの助力は欲しいけど、俺はあんたには跪かんからな!!」と言い張っていたくせに。なんじゃお前!!!!!!!!!

 ちゃっかりデナーリスとデキてるじゃないっすか、
 それもまさかの近親相姦!!!!!!!!

 「俺の女王」とか挙句に言い出しちゃってさぁ? 流石ですわ、ジョン・スノウ先輩。サンサ怒るよ? というかサンサだけじゃなくアリアも、北部の人全員怒るよね?? いや怒ってたな。怒ってた。

 デナーリスはS1の頃から全然好きじゃなかったし、ジョン・スノウも好きではなかったが。S7後半からガガガンッと好感度が下がりすぎている。ヤバイ。全然、好きになれない。

 デナーリスなんかオレナ婆やの言葉通りな展開になりそうな気もする。まあ、それはそれで見てみたいけど!

さらば、ベイリッシュ公! 北部におかえりなさい、アリア!!


 S7で一番「うぉおおおおおお!」って感じたのは、S1から長らく各地を彷徨い続けて、遂には海をも越えたアリアが、故郷の北部ウィンターフェルに戻ってきたこと。道中で母ちゃんキャトリンと兄ちゃんロブの敵討ちも済ませてフレイ家の家臣たち全員を人間ミートパイにしたうえで、フレイ公にそれを食わせ、挙句フレイ公を殺すという凄まじく過激な復讐劇でした……w)、お友達ホットパイとも再会して。それからウィンターフェルに戻り、姉ちゃんサンサと弟ブランと再会。

 しかし故郷において「アリア・スタークは死んだ」ことにされていて。実家であるお城に戻ろうとしたら、門番に門前払いをされそうになるのだから、きっとアリア的にはびっくりですよねぇ(門番を脅して、中に入れてもらえたけど)。

 そんなこんなで帰還したアリアだけれども。やっぱり真逆の性格の持ち主であるサンサとは仲が良いわけでもなく、S1の「ジョフリー vs. ダイアウルフのナイメリア事件」やら、「ジョフリーによる父ちゃんエダード公の首ちょんぱ事件」(どちらも「ジョフリーと結婚して、女王さまになりたかっただけだったのに……(涙」なサンサが絡んだ悲劇)もあって、ちょっとした喧嘩をしてましたが。そんなアリアとサンサの二人(+「三つ目の鴉」ブラン?)だけれども、S7最終話のコンビネーションは最高でしたね

 そしてサンサに執着しながらもサンサをこき使い続けたベイリッシュ公、本当にお疲れ様でした!! ブランくんがベイリッシュ公の決め台詞「混沌は(他を蹴落とし、上へと駆け上るための)梯子だ ― Chaos is a Ladder.」を言ってくれちゃった際に、あなたの死亡は確定してましたね!!

 かつてベイリッシュ公が送り込んだであろう刺客が、ブランを殺そうとした際に使った短剣を用い、立派な暗殺者に成長したアリアの手により、首をザシュッ!!とされて。お亡くなりになられましたよ、ベイリッシュ公。いやー、残念だ。

 あのシーンは「お前、ついに死ぬのかよ?!」と驚いた。だってベイリッシュ公はきっと、最後までずる賢く生き残ると思ってたもんw 下手すりゃ「デナーリス vs. サーセイ」の裏で進展する「ベイリッシュ公の権謀術数祭り」を開催しそうだなぁとか。もしくは今やサンサの側近(?)のようなブライエニーに処刑されるかなあ、とか予想してたんで。ま~さかサンサに見捨てられ、殺されるとは――ね。

 しかしのぉ。(表向きは)エダード・スタークの落とし子となっているジョン・スノウが頑なに「処刑は命令した者が自らの手により、刑を執行すべきだ!」と父ちゃんエダード公の教えを守っている一方で。純スターク家の人間であるサンサ&アリアはそれをガン無視(というより、エダード公は女の子であるサンサやアリアに、そういったことをきっと伝えていなかったのだろうなぁ)していて、笑っちゃうね。

 もはやスターク家らしいスターク家の人間が、ジョン・スノウしかいないだなんてねぇ(しかし奴はところどころで、クズ要素が光るものの……)。

 サンサが死刑を下し、アリアが執行するというなんというコンビネーション。父ちゃんエダード公はきっと、あの世でサンサに怒ってるだろうなぁw

 というかサンサが逞しくなりすぎたのです。ジョフリーに耐え、サーセイに耐え、マージェリー&オレナ婆やと仲良くやり、ラムジーを乗り越えて打ち負かして、そしてベイリッシュ公を使い、ベイリッシュ公に使われて……――S1の夢見る少女はもはやいないね。現実主義の冷徹な女性に、無事に成長なさって何よりです。

 これはサンサと、元夫(?)ティリオンが再会するのが待ち遠しい。きっとS8で再開するよね? デナーリス一行は北の方に向かいそうだから。

そういうわけで


 S7で一番の驚きは「エド・シーランが何気に登場していたこと」ですかね。まさかのウェスタロスにエド・シーランが降臨。あれは本当にびっくりした。

 そんなこんな、まだS8は当然まだ見てないし、ネタバレとかそういう情報は何一つ仕入れてないから。最終章が楽しみで仕方ないです!!!!

 デナーリスの「ドラカリス!!」が楽しみ!! それからデナーリスへの忠誠心が「?」な状態のティリオン&ヴァリスの二人がどんな行動するのか、そして父ちゃんと兄ちゃんを殺してくれたデナーリスに対してサムウェルちゃんがどんな態度を取るのかに注目したい!!!!!!!

 あと、北部が独立して、サンサが北の女王になってくれたりいいなぁ~とかも思ったり。それと鉄の玉座は、サーセイもろとも「ドラカリス!」で滅びると予想します。