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まだ何も決まっていない「あざらねこ」と、設定がグラグラの「エコー」である

  気まぐれで連載を始めてみた漫画「あざらねこ」。日本語は勿論のこと、英語版も同時に公開しています(かなりのテキトーかつガバガバなイングリッシュでござんすが)。

https://azaraneko.tumblr.com/post/715747080672591872/%E3%81%82%E3%81%96%E3%82%89%E3%81%AD%E3%81%93episode-3-%E3%81%9D%E3%81%AE%E2%9E%81-previous-next
https://azaraneko.tumblr.com/post/715747132159721472/azaraneko-sealcat-ep-3-part-2-previous

 一応、英語版と日本語版には違いがあって。英語版のほうが、エコーがネコチャン(あざらねこ, cute cat)にデレてる度合いが高く、周りとの意識のズレっぷりが大きい。

 英語版と日本語版の違いは、現時点での最新話「ep.4 #6」が特に顕著。日本語版では、異様にエコーに懐いている様子のあざらねこを気味悪がるアレックスの言葉にエコーがただの相槌としてすごく懐いてる)だろ?」と返してるシーンは、英語版だと「俺に妬いてんの?」になってる。この違いが地味に大きい。

 そんなこんな、二種類の異なる「エコー」を描くのは結構楽しい。同じ絵なのに、言葉のチョイスの違いで狂気じみたキャラになるのは面白い。

 ただ、この漫画を長期連載するつもりは今のところない。小説の連載は、サイトを転々としながらも10年以上続けてるわけだけど、その規模のコンテンツに「あざらねこ」を育てるつもりはない。ある程度のところで区切りが付いたら終わるつもり。というのも、これは漫画を描く練習みたいな意味合いで描いてるものだから。

 ちなみに。「あざらねこ」という生物に関する設定は相変わらず何も決まっていない。「エコー」氏も細かいことは特に決まっていない。あざらねこの未確定感はまあ良いとしても、エコーの曖昧さはそろそろどうにかせねばなと感じてるところ。

 最初、エコーは「アレックスやジュディ、アルファなんかと同世代の、40代ぐらいのオッサンかなー」なんて思いながら書いてたんだけれども(なのでep.1~2ぐらいは老け顔)。ep.3ぐらいから「いや、彼はアルファの部下だし。ベテランというよりかは、扱いに困る中堅の部類に入りそう。で、ラドウィグやヴィクよりかは年上だけど年齢は近いと思う。ということは、せいぜい30歳前後?」と思い始めて顔が若返り(ep.3#3から32歳という設定が出来た)、ep.4からは「諸々のストレス(AfL2巻参照)で草臥れたアラサー男。オペレーションを遂行する能力はあれど、他はてんでダメで、とにかく社会常識がないという感じに落ち着いた。今のところ。でも、また変わるかもしれねぇっす。

 特殊作戦班のメンツで明確にキャラが定まってたのは、アレックスやジュディを除くと「アルファ:周囲がドン引きするほどのプレイボーイ、ヒューゴ」「ブラボー:キザで好戦的でプライドが高いクソ野郎、セルゲイ」「チャーリー:陽気で気遣い屋なヤニカス、フランコの三人のみで、「デルタ」「エコー」の二人は名前だけの登場で今までは顔も何もなかったからなぁ~(デルタ氏に至っては、AfL完結時には「怪我の後遺症に悩まされ、辞職」となってるし)。まさか、こんな形で「エコー」を蔵出しすることになるたぁ思ってもなかったんだなぁ~。あぁ~。

 アルファ、ブラボー、チャーリーとは違う特性があって、且つアレックスやダルトンのような強すぎる個性やクセは無く、でも憎めないキャラにしたい……――とか考えると、今の「エコー」が丁度いいのかなぁとか。そんなことを最近はグダグダと考えている。

 朴訥な雰囲気ながらも「こいつ、大丈夫か?」と所々で感じるような言動。狂気じみてるというよりかは、独特の感性があるというオーラ。そして弟が「兄さんのことは好きだけど、でも、振り回される僕の身にもなってくれよ!!」と思ってそうで、あとジョンソン部長がなんやかんやで可愛がりそうなタイプの部下。――そういう視点で考えながら、エコーことコービン・デーンズっていうキャラクターの構築を進めているところです。