というか、書くことはあっても、創作に関する凝った話は今はFanboxのほうでしているというか。金にもならないこんな場所に裂く労力が無駄に思えて、ここは放置していた。
ただFanboxには書かないことがある。それがどすぐらい話。
もー、最近は暗い感情が溜まってるんだわさ。まあそれを今はWoY-Rの製作にぶつけることで乗り越えているんだけれど、そこでは扱いきれないようなものをちょっとこっちに放出する。
はぁー。あーーー。
DSはNintendoだろ、光の戦士はFFじゃないの？
コロナ前だったら笑えたんですけどね。DSといえばNintendoだし（自分はLite世代ですね）、光の戦士っていったらFFによく登場するワードだし。ハハハって笑い話にできたんだけど、今はそうではない。
DSっていったらディープステートの略だし、光の戦士はトランプやプーチンのような頭皮が光ってる業突く張りの爺さんどものことを言うみたいだし。それに、まさかこのワードが地上波の報道番組で聞くようになるとは予想もしていなかった。
あれらは頭のおかしい連中がつどう掲示板サイトに書かれている言葉じゃなかったのかよ。少なくとも情報収集を楽しんでいたこの時代は、こんな暗い未来が訪れるとは予想さえしていなかった。
そして自分は今、どうも他人から見たら「尖った思想の繊細なやつ」らしい。いつの間にかそうなってしまったようだ。
別に何か特別な権利を欲していたわけではない。ただ放っておいて欲しい、勝手に識別して符号を与えないでほしい、それから我々の使う固有名詞の意味を簒奪しないでくれと言っただけだが。だからなんかもう、この世界が嫌になった。
そんなことを考えながら、マイナンバーカードに性別欄があることに眉をひそめていたとき。遠い海の向こうの国では、ついにノンバイナリーを自認する人々が免許証やパスポート等の更新が行えなくなり、いうなれば「性自認を理由に権利を取り上げられてしまった」という世界線が到来したと聞いて、もはや暗澹たる気持ちしか己の中に見つけられない。
ついでにそのアメリカのほうでも、LGBTQの並びから「TQ」が排斥されたことを機に「T:トランスジェンダーの権利」が執拗に叫ばれるようになった一方で、「Q」はもう透明化されちまってるもん。本邦でもTは話題に上がるがQは話題にさえ上らない。Q、つまりノンバイナリーとか定型にハマれない連中はもう見えなくなった。Qは精神異常の勘違いな異常者どもだから、あいつらのことは無視して良いんだってさ。ああ、なんて素晴らしい世界なんだ！
……まあ、ここはアメリカではないし、アメリカほど何かがひどい場所でもないし、そう悲観する必要はないのかもしれない。
でも、今、日本語でせっせこ陰謀論を垂れ流し、反知性反共感を扇動する者たちの言論を見る機会が明らかに以前より増した。かつて「とんちき」と断じられたそれが、少しずつだけど大衆に浸透し始めているフェーズにあるのだろう。それが嘆かわしくてたまらないのだ。
自分は日ごろYoutubeは投稿するだけ投稿して、まったく視聴はしない。だからYoutubeにどのような言論が溢れているのかをいまいち把握していなかった。だが、先日、ふとシークレットウィンドウを使って調べものをしている際にYoutubeのURLを何気なく開いたとき。画面右側に表示されるYoutubeのオススメ欄を見て絶句した。さも当たり前の顔で「光の戦士」とか「ディープステート」とか「DEI陰謀」とかがサムネイルに載ってるんだもの。
あれを、子供が見ているってことだよね？ まあ子供に限らず、若者、成人、老人もか。
そしてYoutubeのようなサイトは延々と関連する動画を紹介し続けるシステムがある。フィルターバブル、エコーチェンバーに容易にハマりやすい。となれば反対側の言論やファクトチェックなどに行きつくことは困難。小さな居心地のいい世界に囚われて、そこで思想が深まって……。
あぁ、嫌な世界だ。この世界でこれから育っていく子供たちのことが怖くて堪らない。
それに、だからもう、ひとと関わりたくないなと、そう思ってしまった。
そういうことをグチャグチャ考えながら作ったのが「渾沌儀」だった。あと「Vanity Table」も、そういうかんじかな。
まあでも幸い、自分は斜に構えることで受け流すことはできるほうだ。こんなクソみたいな世界に押しつぶされるまたは加担するぐらいなら、中指を立てて背を向けて、生産と競争から離脱して世界を呪う言葉を編む方向に己のエネルギーを注ぎたい。
現実で破壊や奪うことをするべきではないから、架空の世界でそれを行う。こんな人類なんて滅びてしまえという呪いを込めて、小説を書くし、今はWoY-Rを製作している。
「いっそ心を空っぽにして、何かになりきってしまえ」という対処療法
然釐散る - #V3lily + #AVANNA youtu.be/CoG2D9u6m3M 撒里矢爾 - #Gackpoid + #DEX youtu.be/3B48zVNYrY0 new songs added. #vocaloid #vocaloidsongs #vocanew
— 暘 弥涼🚚💨💨💨Hinode ISUZU (@isuzu-hinode.bsky.social) 2025年2月14日 2:38
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（現在、ゆるやかにBlueskyに移行中。とはいえ交流目的のSNSとして使う予定はなし、お知らせだけを投げる場所にするつもり）
先月作った「渾沌儀」とは打って変わって、はちゃめちゃ真逆なテイストに仕上がったのが「然釐散る//撒里矢爾（どちらも読みはサリチル）」という二曲。これはWoY-Rを製作中に思いついたやつから端を発した曲で、何か深い意味とかは特段ない。
WoY-Rの中には、四六時中ややべぇ葉っぱをかじってるやつが出てくる。腰が痛いんだーだから痛み止めをよこせーと言いながらやべぇ葉っぱをかじって、昼から酒をあおってるキャラがいる。ラドゥイアゴスだ。
その荒れるラドゥイアゴスに関連する話の流れを書いているときに、はたと引っかかった「葉をかじる」というワード。そこから、書きあがったのが「然釐散る//撒里矢爾 」の歌詞だ。英語で書き上げたのを日本語に直して、それをやっぱり一部英語に戻して～とグチャグチャやった歌詞です。
で、この歌詞は自分の中にまったくない感情を書いたもの。キャラクターがモチーフになっているわけだからね。これは自分の感情ではない。
自分の感情じゃないから、（途中で言語をグチャグチャいじくり回したことはさておき）歌詞そのものはスムーズに書けたんだよね。少しの恥ずかしささえ覚えるぐらい中身が無くて、すっげー薄っぺらい歌詞だけど。パパっと書けた。
そこで気付いた。今はこれぐらい中身がないほうが心地良いのかもしれないなと。もしかしたら当面はこれぐらい中身スッカスカな曲が続くかもしれない。
