自分に鞭を打つ意味合いを込めて、色塗りしながら同時並行で記事を書くことにした。
そうでもしないと「あー、色塗りの続きをやる気力が湧いてこないなー。よーし、続きは明日にして、今日は別のことやろ!(→そして翌日も同じことを繰り返す」になっちゃうので。これをやらなければならないと自分自身を拘束するための記事です。
つーわけでしばしお付き合いをば。
1日目
気合と集中力が足らず、線画の工程だけで3か月もの時間をロスした。 |
線画できた。ここから、まとめて全部を同時並行で塗っていく。
ここに至るまで、三か月もの時間が掛かってしまった……(遠い目
まず領域切り抜き。マストなやり方は「フォルダー/レイヤーごとにマスクで領域を切り抜き」だけど、らくがきとかなら「ベタ塗りで領域分を塗りつぶし、レイヤーをロックして、その上にクリッピングでレイヤーを重ねていく」で良いと思う。で、今回のやり方はクリッピングのほう。
領域指定に使う色は原色をかっ飛ばしていくのがオススメ。目が疲れるぐらいのキッツイ色合いのほうが、あとで塗り残しとかが分かりやすくなる。
髪の毛の部分に領域指定漏れがあったことに、画像をアップロードしてから気づいた |
赤◯で囲ったところとか、分かりやすいっしょ? そういうわけで、目に痛いような色を敢えて使うことをオススメします(めちゃくちゃ目が疲れるけれども)
次。領域指定の上にレイヤーを作り、クリッピング。そのレイヤーに肌色のベース色を塗り、ロックする。
そのあと、肌色ベース色を置いたレイヤーの上に乗算・不透明度100%のレイヤーを作り、クリッピング。次は女性陣(+女子力高め系男子)のコントゥアリングをやっていく。尚、コントゥアリングはggれば国内外のお姉さま方のHowTo画像が出てくるので、それを参考に。平筆系ブラシでガッサガッサと刻んでいく。
色白系には、オレンジよりのピンク色(個人的に気に入っているのは#FFB18D)を重ねていく。骨格がハッキリしてる系の顔は頬骨に輪郭とガッツリ塗り塗りしていく。
主人公アレクサンダーは女性でありながらも作中で最もイカつい顔をしている。 |
イカついタイプの顔の場合は、躊躇わずにガッツリと描きこむ。
あっさり目の顔および化粧っ気なさそうなタイプ、そして若い/幼いキャラの場合は必要最小限しか描きこまない。
極端な色白系はコントゥアリング……というより、血色を入れる感じに留める。原則、頬骨の強調はしない。輪郭をなぞったあと、鼻筋や頬にピンクを入れていく。
童顔系の男は、極端な色白キャラと同じやり方で血色を入れておく。
今度は同じレイヤーで色を変えて、色黒系のキャラのコントゥアリングをやっていく。薄いブラウン(お気に入りの色は#B38772、それを基準に肌色のトーンに応じて明るくしたり暗くしていく)で塗り塗り。とはいえ色黒系のキャラはハイライトのほうを強く効かせていきたいので、そこまで影の塗り込みはしないです。
女性陣+αのコントゥア終わり。
次は男性陣の顔影。お化粧ほどガッツリとしたものを入れない(例外もあるけど)ので、コントゥアリングとは呼ばない。が、まあ、どっちでもいい。
薄暗いピンクベージュ(今回は#D5B7AAを使用)でちょこっとだけ影を入れてく。男性陣の場合、ニュアンス程度に影が入ればいいので、色白だろうが色黒だろうが構わずこの色を使用。
髪を短く刈り上げてる部分があるキャラは、刈り上げ部分もガツンと塗りつぶしていく。
今回はちゃんと、頭の中にある「カルロ・サントス」を描けた自信ある。よっ、馬面!! |
髭メンは、髭と被る部分も塗っていきます。
コントゥアリング/影が終わると、こんな感じ。次は、乱雑に塗ったものを整えていく。厚塗り系ブラシを使って、コントゥアリング/影を塗ったのと同じレイヤーに白を重ね塗りして、ボヤボヤンと色を伸ばしたり溶かしたりぼかしたりしていく。
整えるって言っても、男性陣の場合はこんなもん。そこまで綺麗にはしない。だって面倒だから!!!
反対に女性陣はガッツリ補正。乱雑にガシガシと描きこんだ分、細かくボカシこんで整えていく。
これでこの工程終わり!って思ったけど、 一番右上だけやってなかったことにアップロードしてから気づいた(ので、SSアップロード後に済ませた)。 |
ぼかし作業が終わると、こんな感じに。とはいえ。この通り、縮小してしまえば何が何だか分からんちんで、前の工程との違いなんてよく分かんない。なのでとっても丁寧に、細部までこだわってやる必要などない。どうせ完成形は小さく縮小されたものになるので、こだわらずガサツに、この感じで進めていきます。
ただ、ちょっと第一段階の影色としては濃すぎるなと感じたので、薄めることにします。
コントゥア~を塗った乗算レイヤーの不透明度を100%から65%に変更。まあ、縮小してしまえば(略
2日目
んで次は、新たに乗算・不透明度100%のレイヤーを作ってクリップして、女性陣の顔に血色を雑に足していく。
「R255・G0・B0」ないし「#FF0000」でTHE REDを召喚したら、淡くてうっすいエアブラシを選択して、雑にプシュプシュと赤を落としていく。横にビッと勢いよく引いていくのがミソ。おでこ辺りの横ライン・鼻辺りの横ライン・顎および首上あたりの横ライン・鎖骨辺りの横ライン、計4点に赤を吹き付ける。
顔が長いキャラの場合は「おでこ横ライン・目の横ライン・鼻筋を縦になぞる・顎&首ライン・鎖骨ライン」でOK。
血色レイヤーの不透明度を35%に変更して色味を薄くすれば、はい、可愛い! クオリティに拘らないなら、こんなもんで良いんだ!!
で、男性陣も同じようにやっていくけど、色だけ変える。男性のほうが女性よりも皮膚が厚いので、血色は薄くなる。つーわけで、THE REDから色を#B17474に変更。変えた色でバッスバッスと血色感を吹き付けていく。
はいっ、ちょっとだけ変わったー!!!(けど大して分からないという)
次は女性陣のメイクをしがてら目を塗っていく。合成モードは通常で「メイク」用のレイヤーと「目と歯(=顔パーツの白抜きする部分)+瞳」のレイヤー、その二つを用意する。目のレイヤーを上に置き、メイクレイヤーはその下に置く。
メイクについてはキャラごとに異なるので詳しくは書かない。
あっさりめやナチュラル感も居れば、リップ色しか足してないキャラも居るし、 これでもかと厚化粧を決めてるキャラも居る。 そして、しれっと一部を書き換えているキャラも居る。 |
男性陣と比較したとき、女性陣の顔色がめちゃくちゃ良くなってるのがお分かりいただけるかと。そんなこんなで、この工程が一番キツかったです(女性陣ほぼ全員にメイク、っていうそれだけで5時間かかった。途中、朝食ブレイクタイムがあったとはいえ、5時間である)。
最強の厚化粧女アレクサンダーである。 ここまで厚化粧だとむしろ塗ってて楽しい。で、楽しいからどんどん派手になっていく。 |
ででん!! あともう一息で顔が終わる!!
お次は男性陣の顔色補正。シェーディングの要領で、こちらもガツガツ描いていく。色は乗算レイヤーで描画した影の部分をスポイトで吸い、その色を彩度がやや高く且つ明度が少し低い色に変える。で、その色で更なる影を塗っていき、かつ唇と目尻にちょぴっと着けていく。
エディのネクタイは絶対に猫柄と決めている。 |
↑こういう感じである。これで多少、顔色がマシになる。
男性陣の顔色補正が終わったあとは、全員の鼻筋に弱めのハイライトを入れていく。合成モードはスクリーン、不透明度は50%のレイヤーを作ったら、#FFF0CCぐらいの限りなく薄くて明るいトーンの黄色で光を入れていく。薄っすらでいい。ブラシはなんでもいいけど、今回は鉛筆ライクなやつをチョイスした。
ちょっと鼻筋に光が入って、顔がそれっぽくなってきたなーってなったら、顔塗りはひとまずEND。そして進行状況は↓こんな感じ。
そして、この時点でのレイヤー構成はこんな感じです。
今回はここまでー!!
はぁ~。昨年末には「色塗りはベタ塗りか、アニメ調にとどめる」なんて言ってたくせに。がっつり塗り込んじまってるじゃないかぁ、クソッ!!(自業自得
Part.2は近々やる。
おまけ
作業中にハプニングが起きていた。椅子を暴君に奪われていたのだ。
「下僕のものはアタチのもの」を地で行く。 そして下僕のことは「ベッドないし座布団かつ丁度いい枕」だと思っているフシがある。 |
ちょっとトイレに立った間に、暴君チロルに椅子を奪われ……――そして暴君は何をしようが椅子を返してくれなかった。挙句、この椅子の上で暴君が眠り始めたので、もう取り返すのを諦めて、立って作業をしていた。そんなこんなでずっと中腰の姿勢だったので、骨盤がなんか変な感じがしている。